新社屋自体は、着工から2年10ヵ月、2023年5月10日に竣工し、その5ヵ月後の10月6日、駐車場アプローチをはじめとして、芝生と木々の緑地などの外構工事が完成しました。
新たにリニューアルした台座の上には、里帰りした七曲り遍路地蔵が鎮座し、道行くお遍路さんと地域の皆さんを見守るような佇まい。お遍路さんが呼出しボタンを押せば、本社受付につながり、お茶のおもてなしも行えるようになっています。
南海トラフ地震も想定される中、災害時には、地域の皆さんの避難に対応でき、平時には地域の皆さんによるイベント等にも利用いたただくことができるように、敢えて1階に多目的に使える空間としての大会議室(七曲りホール)を作りました。
また、新社屋の中に、社員の健康増進につながるスペースを設けました。
運動するだけならば、社員各自がトレーニングジムに通えばいいという発想もあるかもしれませんが、職場である社屋の中に、トレーニングルームとゴルフシミュレーターを設けました。
もう1つ、大きな特徴は社員食堂です。ただの食堂ではなく、鉄板焼きも楽しめる大きなテーブルを備えています。時々は、ここで焼肉を食べながら、社員とワイワイ、親睦を深めることができます。
オフィスとしては、3階が総務部以外、建築部と企画設計部、営業部のすべてが活動する場所となっており、一体的に相談事もできるように、フリーデスクと上下可動式テーブル、コーヒーブースなどを完備しています。
そして、内装には、通常の社屋では使わないような立派な壁材や床材、化粧材を使っています。お客様はエレベーターを使っていただくため、階段は社員専用のようなものですが、こうした人目にふれないところにも、同様の床材等を使用しています。
明治43年(1910年)創業、創業者(門屋留一郎)→2代目(門屋知照)→3代目(門屋齊)→4代目(門屋光彦)の一気通貫なる想いはカタチとなり、数々の試練を乗り越えてきた株式会社門屋組は、新しい拠点から立ち上がりました。