TERUHIKO BLOGてるひこブログ

イッパチ会

IRCネットワーク21講演会

2009-01-26 00:01


 1月23日は12時に東京第一ホテル松山でイッパチ会の総会が行われた。そしてその後、15時より全日空ホテル松山でIRCネットワーク21の講演会に参加した。講師は浜矩子氏で、演題は『グローバル恐慌の中の日本経済/ここから先をどう乗り切るか』で講演会が始まった。先生のお話の中で特に印象に残ったことをご紹介する。
①「まさかは必ず起こる」まさか1万円割るはずない、まさか1ドル100円割るはずない、まさかグローバル恐慌にはならないといったことがことごとく起こった。
②「狼は必ず来る」大袈裟と言われ続けてきたが、今の状況がそれを示している。
③「王様(時の為政者)はいつも裸である」政治家や指導者が美しく着飾った政策や施策を打ち出す時は素っ裸である。「経済のファンダメンタルズは健全」と言う時ほど不健全。昨年G.W.ブッシュが何度も口にした。健全と言う時ほどやばい。現在は恐慌状態がどうなるかを見守っている状態。一見消極的にも見られるが、乗り切るために、どう分析して、どう解き明かすかが大事。
 ラグビー用語から来ている「1人はみんなのためみんなはひとりのため」One for all. All for one.という発想を持つことが今一番必要だと思う。自分さえ良ければ良いという心理状態から最も遠い。原典は、『三銃士』の中の兵士の熱き団結の思いから来ている。この言葉ほど今我々に必要なことはない。
 これから先をどう乗り切るか?ということで、これから先を生き抜く為には下記のようなリーダーが必要となってくる。
一、自分(自分の家族・自社・自国)さえ良ければという考えから最も遠  い心境。
一、他人の依存度が高く、人が人に活かされていることを自覚し、感謝し  て、私達がグローバル化し、連鎖し、融合する時代を生きていること  を忘れない。
一、腕力が弱い。
 これらのことを考えながらこの厳しい時代を生き抜いていこうと思う。大変貴重なお話をありがとうございました。感謝申し上げます。
  

てるひこ