『自宅に設置された親父の祭壇』
伝え忘れていたが、親父が亡くなる数ヵ月前に120万円かけてインプラントとセラミックの差し歯をやっていたが、火葬場で骨になった際に下顎に突き刺さったインプラントの金具や、セラミックの差し歯が綺麗に残っていた。1000℃以上の炎にも耐えられることがわかった。
令和6年12月30日、享年94歳で天寿を全うした父 門屋 齊に蓮華寺の住職様が戒名を授けていただいた。戒名とは、厳しい戒律を守り、修行を行うことを誓った仏弟子に対して与えられる名前で、近年は亡くなった方に対しても戒名を授けられる。亡くなった後に戒名を与えられる風習は、日本独自のものである。門屋 齊の戒名は、「大 観 院 鵬 翼 常 齊 居 士 位(たいかんいんほうよくじょうさいこじ)」となった。親父の名前にもなっている常齊(じょうさい)の二文字が狭い意味での一番中心となる戒名だそうだ。文字通りの意味として「常に精進潔斉する」で、篤信・宗教的な方であったことを示している。道号である鵬翼(ほうよく)は、「大いなる計画」の意味で、事業家・経営者であった方に用いる。院号である大観(たいかん)は、「全体を見極めるすぐれた眺望」のことで、長年にわたり事業家・経営者として尽力されたことを表している。
現在、自宅に設置された遺影・位牌・遺骨が祭られた親父の祭壇と、門屋組本社 4階 エレベーターホールにも親父の思い出の品々や三浦工業 三浦保さんの陶板に見守られながらの祭壇が2ヵ所に設置されている。親父への心の別れを希望の方は是非お越しください。