TERUHIKO BLOGてるひこブログ

青年会議所

第6回松山市青少年育成市民大会

2012-02-27 15:02

 『松山市青少年善行表彰』

2月26日(日)、松山市青少年センターにて、第6回松山市青少年育成市民大会が開催された。松山市青少年育成市民会議とは、「社会全体で子どもたちを支え合うまち、松山」として、教育や福祉、健康や安全など、分野にとらわれることなく、横の繋がり(連携や協力)を図りながら子どもたちを育んでいくことを目的とした育成組織である。松山青年会議所としても、年々と歴代理事長が副会長の役職を預かり、全市的に取り組むべき課題の解決に向けた事業推進や団体相互の交流の場に積極的にコミットしている。そのような趣旨の下、帽子理事長をはじめメンバーとともに、本日の「コミュニケーション~絆~」松山市青少年育成大会に参加させていただいた・・・。

松山市青少年善行表彰並びに社会のモラル・ルール・マナーポスターコンクール受賞作品表彰が執り行われ、登壇された青少年たちの自信に満ち溢れた姿を目の当たりにした。その後、愛媛大学合唱団によるオープニングアトラクションが披露され、会場全体が活気付いてくる・・・。そして、本日の基調講演が幕を開けたのであった・・・。

講師をNPO法人子どもと生活文化協会 顧問(和田 重宏 先生)による「子ども・若者の育ちを支える地域力」のテーマの講演がはじまった。和田先生は第一声に、「楽しても自己の能力開発にはならない。何事に対しても力いっぱいしていこうよ。」と述べられた。子ども・若者の成長発達における育ちでは、感得期(3歳くらいまでに感じる力を育てる)→体得期(9歳前後までに勘を身に付ける)→地得期(10歳前後には時間空間概念が確立し、論理的な思考が可能になる)→思春期(15歳前後から自分に目が向く)→青年期(大学の入学から卒業までに社会を知る)→大人という流れである。今では、思春期が28歳前後となっていて、過去から比べると14歳も上がっている状況だそうだ。この年齢までに体得しておかなければならないことが先生から伝えられた・・・。

最近の子ども・若者の特徴として、二極化(元気がある若者と元気のない若者)が進み、勘が鈍い、野性味の喪失が上げられるが、これもすべては、この年齢までに体得しておかなければならないことの欠落が問題であるという。この問題を解決していく為には、人のつながりを回復(暮らし方の工夫、大人と子どもが一緒に取り組む)や、高生年代の子どもたちをどのように地域に取り組むかの工夫が必要である。行政の立場で、学校の立場で、家庭、地域の立場で、それぞれ考えて、線引きのない一体社会の中で継続的に行動できると地域力は確実についてくる・・・。継続は力になり、それが青少年育成へとつながることを先生から学んだ・・・。こうして、和田先生による「子ども・若者の育ちを支える地域力」のテーマの講演は幕を閉じたのであった。

本日は第6回松山市青少年育成市民大会に参加させていただきまして、誠にありがとうございました。本日の基調講演を聴いて、私自身、親として次世代を担う子どもたちへの目線が変化したことに気づかされました。「今、何をしていかなければならないか?」「地域力を上げていく為にはどうすればいいのか?」という私たち大人たちに置かれた課題に着目し、みんなで一体的に継続してできる運動を起こしていかなければならないと再確認させていただきました。本日ご講演いただきました和田先生、心から感謝申し上げます。これからも社会全体で子どもたちを支えあうまち松山が、青少年の健全育成に向かわれますことを切に願っております。本日は誠にありがとうございました。

 

 『基調講演』

講師をNPO法人子どもと生活文化協会 顧問(和田 重宏 先生)による「子ども・若者の育ちを支える地域力」のテーマの講演がはじまった。和田先生は第一声に、「楽しても自己の能力開発にはならない。何事に対しても力いっぱいしていこうよ。」と述べられた。