7月19日(日)、ついにこの日がやってきた。まったくマラソンの練習をしていない私の体を、果たして四国カルスト高原は許してくれるのだろうかと不安を抱えながら、山路号に乗り込み、マラソン開催地を目指した。
松山からR33を通り、約2時間ほどで山路号は四国カルスト高原に到着した。到着すると、次々と西条、今治よりイッパチマラソン組が集結し、7名の勇敢な戦士が顔を揃えた。流石に標高1000mということもあって、雲が近く、空気が薄かった。しかし大自然広がる四国カルストの広大な景色は最高であった。
10km男子の部の受付を終えた一行は、スタート時間10時40分まで、自由な時間を過ごした。スタート時間が迫ってきた時は、緊張が次第に高まってきた。「パーン」のピストルの合図と共に、10kmの部と20kmの部は一斉にスタートした。
いきなり下り坂から始まるこのマラソンコースは、私が過去に体験したマラソンコースにはなかった。5kmの急な下り坂を終え、平坦な道に出て安心したのも束の間、次に待ち受けていたのは2.5kmにも及ぶ急な上り坂であった。
この上りはやばい。次第に足取りが悪くなる。それでも腕を大きく振り、一歩一歩足を出し、前進していった。そんな中、上り坂で色んなことが私の頭をよぎる。高校時代に、ラグビー部の練習で松山城を目指し、急な上り坂を走ったことを思い出していた。しかしこの上り坂はまったく容赦してくれる気配がない。それでも無我夢中で走った。途中でカルストの牛たちがこっちを見て「モォ~(ファイト~)」と言って声援を送ってくれている。そして折り返しで出会うイッパチメンバーの「もう少しやぞ」の声援で、更に勇気づけられる。何とか2.5kmの上り坂を克服し、今苦しんで上がってきた道を一気に駆け下りたのであった。
「もう怖くない」、足取りも軽快になり、2.5kmの下り坂を経て、ゴールテープを切ることができた。結果は、1時間4分27秒で、10km男子18歳~35歳の部で46位中39位という成績であった。
忘れかけていたマラソンの感動を与えてくれたイッパチ会の皆さんと、四国カルストマラソン運営者の皆さん、本当にありがとうございます。そして何事もなく無事に完走させていただきましたこと感謝しております。また練習していいタイムが出せるように頑張りたいと思います。
PS:山路くんへ、長時間の運転ご苦労様です。本当にありがとう。
てるひこ
イッパチマラソン組が集結した。まだ緊張していない顔つきですね。子どもたちも応援しています。「お父さん頑張って!」
ストレッチなどして、リラックスしています。スタート時間が刻々と迫る中、私は緊張しまくってましたよ。
この皆の笑顔に癒されました。一人だけブルーになっていますが・・・(笑)。
大自然広がる四国カルストの広大な景色は最高でした。この時、私は一定のペースを守って走りました。
苦しいのを我慢して、念願のゴールです。この瞬間はマラソンランナーにとって、最高の至福の時ですよね。
念願のゴールをむかえた私です。この瞬間の為にマラソンをしているようなものです。最高でした。
私も何とか笑顔で写真に写ることができましたよ。前列からタイムの早い順に並んでいます。私はB・B(最下位から2番目)でしたよ。最高の笑顔、ありがとう!
走り終わった後の弁当は、最高でした。この時ばかりは、お米もしっかりいただきました。(笑)
毎年恒例となっているソフトクリームだそうです。私は初めていただきましたが、濃厚な味が口いっぱいに広がりました。恐るべし高原ソフト!!!
本日のマラソンの全員完走を讃え、打ち上げ会を行いました。そしてイッパチメンバーは2年後に控えるボストンマラソン目指して頑張ることを誓いあった。勇敢なイッパチマラソンランナーたち、目標に向かって頑張りましょう。黒田さん、「ボストンに行くぞ~~~~~」と叫んでいます。