3月24日(木)、東京第一ホテル松山にて、松山商工会議所建設業部会が開催された。会に入る前に、東日本大震災で被害に遭われたすべての皆様に対し、心から哀悼の意を表して黙祷を捧げた・・・。その後、有光部会長の進行により、平成23年度の建設業部会運営計画(案)が発表された。基本方針は、『建設業を取り巻く環境は、長年にわたる公共事業費の大幅な縮減による受注の減少、価格競争の激化などにより厳しい状況が続いている。そこで、建設業の体質改善を進め、講演講習会の開催や積極的な情報交換を図ると共に、必要に応じ部会員の意見をまとめ提言活動を行う。』である。こうして、建設業部会のこれからの進むべき方向を確認し合った私たちは、講師の国土交通省四国地方整備局 建政部 計画・建設産業課 調査・経営支援係長(佐川 耕三氏)による、「下請債権保全支援事業について」の講話を傍聴したのであった・・・。
佐川先生は、四国における今の建設業の現状を私たちに伝えた・・・。四国における公共事業の投資は、平成5年をピーク(16千億円)に60%の減少傾向にあることや、建設業者数は、平成11年をピーク(約21千業者)に15%減少傾向となっている。さらには、建設業就職者数は、平成9年をピーク(25万人)に、32%減少傾向にあるということである。年度別にグラフによる数字で見ると、建設投資と建設業者数の変動がよく理解できた・・・。余談ではあるが、私が建設業に携わったのが平成14年なので、下がり始めではなく、下がりきったところでの建設業参入という結果が見えた・・・。その後佐川先生から、地域建設業経営強化融資制度のことや、下請債権保全支援事業の概要を聴いて、元請・下請ともに制度が拡充し延長されていることを教わった・・・。こうして、「下請債権保全支援事業について」の講話は幕を閉じたのであった・・・。
本日は松山商工会議所建設業部会総会に出席させていただきまして、誠にありがとうございました。そして本日は、佐川先生のご講話を聴かせていただいて、私自身、多くの気づきと得られをいただくことができました。今までの傾向を知る大切さや、過去と現在では建設業にとって優遇される制度が大きく変わってきていることを深く知ることができました。今後とも、より多くの知識を得て会社の見本になれるように、さらには建設業が地域にとって本当に必要な存在になれるように、日々邁進して行きたいと思います。本日の有意義なご講話をしていただきました佐川先生、心から感謝を申し上げます。今後益々の松山商工会議所建設業部会のご発展と・ご繁栄を願っております。本日は誠にありがとうございました。
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松山商工会議所建設業部会
2011-03-25 12:03