新型インフルエンザが猛威を振るっている。とうとう国内感染者が163人にまで広がった。大阪府や兵庫県は休校やイベント中止など市民生活に影響し始めている。
県内でもマスクの需要が急増しているようである。薬局店の殆んどで、来店客一人のお客様がマスク一つ必ず購入しているそうだ。例年よりも70倍の売り上げを記録している。
今一度新型インフルエンザに対する危険意識を高め、わが身、家族、友人、同僚などに迷惑が掛からないように基礎知識を周知し、予防するなどして感染拡大しないように気をつけていただきたい。わが身は自分自身で予防したいと思う。
てるひこ
▼インフルエンザと“かぜ”(普通感冒)のちがい
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治療と予防
予防法は、帰宅後うがいや手洗いをする、マスクをつける、人混みを避けるなど、通常のインフルエンザと同じです。しかし、この場合ヒトは全く抗体を持っていませんのでワクチンを接種する必要があります。現在のワクチンは新型インフルエンザには効きませんが、新型インフルエンザに効くワクチンを早期に実用化するために、世界中で研究が行われています。新型インフルエンザの治療には、抗インフルエンザ薬(ノイラミニダーゼ阻害薬)が有効であると考えられています。このため、国や一部の自治体では、新型ウイルスの出現に備えて、抗インフルエンザ薬の備蓄を行っています。