TERUHIKO BLOGてるひこブログ

プライベート

夢の記憶

2010-02-20 10:02

CIMG2203 『夢見る少女と野獣・・・』

 人は眠っている時、夢を見る。レム睡眠(浅い眠り)、ノンレム睡眠(深い眠り)という2種類の睡眠パターンのうち、レム睡眠時に人間は夢を見るという。幼少の頃は、昨日見た夢の記憶をしっかりと憶えていて、親にその夢を話したことが多々あった。しかし、最近の私は、夢を見ることはあっても、朝起きると夢の記憶が頭にまったく残ってないのである。こんな状態の中、昨日は久しぶりに夢を記憶することに成功した。今でも鮮明に憶えているので、昨日見た夢を少しお話ししたいと思う。
 雲一つない真っ青な空が印象的な日曜日に、家族3人で平凡に過ごしていた。テレビを見ながらゴロゴロしていた私は、突然何を思ったのか、庭にある物置の前に行き、引き戸に手をかけたのである。引き戸を開くとそこは、愛媛県総合運動公園陸上競技場(ニンジニアスタジアム)だった・・・。
 マラソン着を着こなした多くのランナーたちが、スタート合図のピストル音を、今か今かと待っているのである。そして、「パン」とピストル音が鳴り響き、ランナーたちは一斉にスタートした。私も思わずランナーたちの流れにのまれてしまい、一緒に走り出したのであった。
 スタートゲートに差し掛かった時、上の看板を見てみると、『第38回愛媛マラソン』と書かれていた。「何、10年前にタイムスリップしただと・・・」、そんな私の心境など知る由もないランナーたちは、次々と私を押しのけながら走っていく・・・。今、色々考えたってしょうがないと思った私は、取り合えず第38回愛媛マラソンを走ってみることにした。
 20K地点辺りの沿道に応援してくれていた友人を発見した(10年前なのでかなり若い)。そこで、私は一時走るの中断し、友人と共に近くの喫茶店に入ったのであった・・・。
 小・中学生の頃の昔話で盛り上がった私たちは、支払いをするべくレジへと向かった。「ここは、俺が払っとこわい」と機嫌良く友人に伝えた私は、マスターのレジ打ちを暫し待っていた。すると、「2300円でございます」とマスターから伝えられ、私はマネークリップに挟んでいたお金3000円を引き抜き、「じゃっこれでお願いします」とマスターに支払ったのである。しかし、お金を支払うや否や、手渡した私の1000円札をマジマジと確認しているマスター。そしてマスターは、「何なんですか、このお金は?」と言ってきた。言われた私も思わず、「何なんですかとは何なんですか?」と言い返した瞬間、ハッとしてレム睡眠から目が覚めたのであった・・・。
 目が覚めてから心の中で、「確か10年前の1000円札は、野口英雄ではなく夏目漱石やったな」と思い横を見てみると、妻と奏来がスヤスヤと気持ちよさそうに寝ていた。久しぶりの夢に感動した私は、今度はどんな夢を見せてくれるのかと期待をし、自分自身に「いい夢みせてくれよ」と問いかける、今日この頃であった・・・。