TERUHIKO BLOGてるひこブログ

プライベート

刀の手入れ

2021-09-06 06:09


『いざ、参る』

昨年の12月に3代目(親父)から受け継いだ門屋組創業者(門屋 留一郎)の軍刀(←受け継いだ時の様子はこちら)・・・。あれから、留一郎の刃はいつも私の枕元に飾ってある。今日は年一の行事として、刀剣保存手入用具を片手に、留一郎の刃を手入れすることにした。桐箱を開けると、誰かが書いた刀剣手入れの説明書と、時代劇でお侍さんがポンポンと白い粉を刀につけているシーンでお馴染みの打粉と言われる赤いボンボンの付いた奴、脱脂綿に油に鉄槌が納められていた。説明書の通りに、まず1番目に軟らかい紙で刀剣の油を拭き取る作業から行った。

2番目には、備え付けの和紙でもう一度油を拭き取るとの事。3番目にやっと登場する赤ボンを刀剣に振って拭き取るを2回~3回。4番目に刀身に脱脂綿等で薄く油を塗ってすべての工程が終了となる。留一郎の刃を手入れすると、なんだか心身ともに神聖な気持ちにさせられるのは気のせいか・・・。これからも年一は行い、次の代が育つまで守り抜いていきたいと思う。曾おじいちゃん、いつも守ってくれてありがとうございます。

 


『桐箱の中身』

桐箱を開けると、誰かが書いた刀剣手入れの説明書と、時代劇でお侍さんがポンポンと白い粉を刀につけているシーンでお馴染みの打粉と言われる赤いボンボンの付いた奴、脱脂綿に油に鉄槌が納められていた。


『時代劇に登場するシーン』

赤ボンを刀剣に振って拭き取るを2回~3回。打粉と呼ばれる赤ボンボンだが、これは前回塗り込んだ古い油を除去する際に使用するものとの事。


『結びの工程』

赤ボンで拭き取るを2回~3回が終了したら、最後の工程として脱脂綿で油を塗るを行った。留一郎の刃を手入れすると、なんだか心身ともに神聖な気持ちにさせられるのは気のせいか・・・。これからも年一は行い、次の代が育つまで守り抜いていきたいと思う。曾おじいちゃん、いつも守ってくれてありがとうございます。