『愛顔あふれる情熱講演』

　5月31日（火）、松山全日空ホテルにて、内外情勢調査会愛媛県5支部合同5月懇談会が開催された。本日の講演は、講師に愛媛県知事の中村　時広氏による「愛顔あふれる愛媛県」の演題で進められた。
　中村知事は、冒頭に「分権型社会の確立なくして国の未来はない！！！」と述べられた・・・。今こそ、愛媛県が改革していかなければならないこととして、国と地方の役割分担を明確にすること、そして、市町村・地域住民が一緒になって、自主自立の地域づくりを進めていくことが必要である。「行政改革に終わりはない」を旗印に、厳しい時代だからこそ、社会に明るい空気をつくり出す推進役となるように、前向きな職員の育成と活気ある行政組織の構築を図っている最中の愛媛県・・・。一に「何故（なぜ）できない」から「どうすればできるか」、二に「自治体に倒産はない」から「自治体に倒産はありえる」、三に「やってあげてるから」から「一緒にやる」、四に「失敗を隠す」から「失敗を積極的に明らかにする」、五に「情報に振り回される」から「情報を活用する」・・・。これらの5つの意識改革を念頭に、愛媛県は今、新しい時代を切り拓かれている・・・。
　東日本大震災が起こり、改めて価値観を変えることが許された・・・。被害がなかったからこそ、やらなければならないことを改めて再認識することができた。愛媛県は被災地から多くの勇気を得ることができ、日本人として長期的な支え合い・助け合いを行っていかなければならないことを再確認する・・・。こうして、中村知事による愛顔の助け合い精神は、これから新たな1ページを開いていくのであった・・・。
　本日は、内外情勢調査会愛媛県5支部合同5月懇談会に参加させていただきまして、誠にありがとうございます。中村知事におかれましては、前向きなパワーと、私たちの心に響く講演をしていただきましたこと、心から厚く御礼申し上げます。愛媛県の未来を創造することができ、私自身、愛媛県に住み暮らす者として、大きな夢を抱くことができました。『愛顔あるところでないと、人は集まらない』、『すべての原点は郷土愛である』を念頭に入れて、経営者としてさらなる情報を集め、混迷する日本経済に立ち向かっていきたいと思います。今後益々、内外情勢調査会松山支部様が、ご発展・ご繁栄されますことを切に願っております。本日は誠にありがとうございました。