『30周年記念誌「夢」』
公益財団法人三浦教育振興財団が30周年の節目を迎え、30周年記念誌が発刊された。30周年、誠におめでとうございます。評議員の父、理事の私共々、30周年記念誌へ寄稿させていただき、これまでの歴史や奨学生たちに向けたことばを述べさせていただいた。先日は父(門屋 齊)の掲載(←その時の様子はこちら)だったが、今回は私から奨学生に向けたことばを掲載したいと思う・・・。
『夢を信じて』
奨学生の皆さん、今、夢はありますか。
三浦教育財団が設立した30年前、私は12歳でした。当時の事を振り返ると、建設会社の社長(3代目)だった父(門屋 齊)の背中を見て、「俺は建設会社の社長になる!」と夢を抱き、心を燃やしていたことを昨日の事のように思い返します。そう、夢を持つことはタダなんです。しかしながら、抱いた夢を信じて確かな一歩を踏み出していくには、「やってやる!」という強い想いが必要不可欠。
少年時に抱いた夢は20年後に叶い、今は創業110周年を迎えた門屋組の4代目として本気・本音の全社一丸となって次なる夢に向けて邁進中です。次なる夢は、生の目で見ることは叶わないが、門屋組が更なる90年の歩みを強く進めて創業200周年を迎えられる日の事を夢見ています。
夢を持つことはタダなんです。しかし、夢を実現するもしないも己次第です。奨学生の皆さんの抱いた夢が、叶う日が必ず来ることを切に願っています。