カンボジアに来てからもう2日目になる。本日はいよいよ世界遺産で名高いアンコール遺跡を観光することとなった。その前段階として、気球からアンコール遺跡全景を見ようということで、早朝5時にホテルを出て、アンコール遺跡周辺にある気球乗り場までやってきた。早速乗ってみると、気球は50m上空へと一気に上昇した。そこには、ちょうど日の出の時刻で、綺麗な朝日が顔を出している横に、ジャングルに囲まれたアンコール遺跡群がよく見えた。10分ほど上昇していた気球も、次第に高度を落として元の位置まで戻ってきた。かなりの絶景にメンバー一同悶絶した。
今度はとうとうアンコール遺跡群の探索である。その前に腹ごしらえとして、近くのレストランで朝食を食べることにした。私の選んだメニューはクラブハウスサンドだった。このメニューが今日一日の運命を変える朝食になろうとは誰も思わなかった・・・。
アンコール・ワットとは、12世紀前半にスールヤヴェルマン2世が県立したヒンズー教寺院を、のちに仏教施設に宗旨替えした。三重の回廊と5基の塔を持つ壮大な姿をしている。アンコール・ワット宮殿に向かう、正面の道を取り囲む池がスケールの大きさを現していた。一行は足を止めることなく宮殿の中へと進んでいく。その時、私の腹に激痛が走った。胃を誰かに引っ張られているような痛みだ・・・。一体何にあたったのか?いろいろ考えた末、朝食時のクラブハウスサンドに添えられていた卵焼きが脳裏に浮かんだ。7名中同じものを食べたのが、私を含めた2名だけだったのが決定的である。そしてこの2名だけが腹痛に襲われ、今日一日を憂鬱に過ごすことになったのである。
腹痛の痛みに耐え、油汗・冷汗をかきながら、無事アンコール遺跡を観光することができました。皆さんには大変ご迷惑をお掛けしましたこと、深くお詫び申し上げます。明日にはお腹の調子が治っていることを祈って、山の奥に滝があるという秘境を巡って参りたいと思います。
てるひこ
気球から見たアンコール・ワットの全景である。ジャングルに囲まれた遺跡である。
早朝朝早くからのレッツ気球であった為、皆の顔は疲れ切っています。この後に食べたクラブハウスサンドでまさかの腹痛が起ろうとは、この中の誰もが予想することが出来なかった。
ガイドのビトゥさんが「この位置からのカメラアングルが最高です」と教えてくれた。さすが世界遺産。
この時、腹痛は限界を超えていました。そんな状況下でも、無事に観光させていただいたことに感謝しています。本当にいい思い出になりました。