TERUHIKO BLOGてるひこブログ

門屋組

いのちの森づくり

2009-12-22 13:12

P1030842 『伊予銀行本店4階ホールにて』

 12月21日(月)、伊予銀行本店4階ホールにて、横浜国立大学名誉教授である宮脇 昭氏による「地域経済と共生するいのちの森づくり」をテーマとした、講演会が開かれた。弊社からは、私を含めた7名が、講演会に出席させていただいた。
 森の再生には、一般的に150年~300年はかかると言われる。それを宮脇先生は、自ら編み出した「宮脇方式」を使って、8年で森が再生する技術を生み出したのである。
 「宮脇方式」とは、土地本来の植生を中心に多くの樹種(多様な広葉樹)を密植させる。植物間の生存競争を促して強い森を育てるのが狙いで、一つの樹種だけを整然と植える従来とは正反対の植林方式である。
 「宮脇方式」が生まれた原点は、先生がドイツ留学の際、「本を読むな」、「人の話を聞くな」、「自分の目で見て確かめろ」という教えから、徹底した現場主義で培われたものであるという。この「宮脇方式」により先生は、世界各国3200ヶ所で4000万本もの木を植えて、数々の森を再生されてきた。その成功の全ては、「ニセモノの森は大嫌い」という、先生の強い理念があってこそ、いのちの森が実現化されている結果であると私は思った。いのちの森づくりは、今着々と世界の人々の手によって進んでいる・・・。
 日本全体の中でも、森が少ないまちに属する松山。生き生きとした命あふれる生活と健全な地域活性の原点は、「いのちの森づくり」であるということを念頭に置き、伊予銀行・松山市・愛媛県・四国から世界へと、「いのちの森づくり」は本日の講演より発動された・・・。
 本日は大変貴重な講演会に出席させていただきまして、誠にありがとうございました。全ては植物から形成されているという原点を理解し、環境問題や次世代の未来の子どもたちの為に、「いのちの森づくり」を考えていきたいと思います。本日の気づきに感謝致します。ありがとうございました。