『虎エコノミストによる情熱の講演』

　3月10日（木）、松山全日空ホテルにて、内外情勢調査会松山支部3月懇談会が開催された。本日の講演は、講師に大阪学院大学企業情報学部教授の國定　浩一氏による「これからの日本経済～”虎エコノミスト”大いに語る～」の演題で進められた。
　國定先生は、冒頭に「私は熱狂的なタイガースファンであります！！！」と述べられた・・・。それは、講演後半で阪神ファン（庶民の視点）から見た地域活性化の秘話が明らかとなる・・・。そして話は、昨今の日本経済に視点を変え、今の日本経済は混沌としていることを私たちに伝えた・・・。特に地方からは景気が良くなったという声が聞こえてこない・・・。建設業・タクシー・理容・車・ホテル・飲食等など・・・、どの業界からも景気が良くなったという声は挙がらない・・・。2001年を機に、急激に日本経済（地方）は落ち込み始め、その後、リーマンショック等の追い打ちも掛かり、さらに混迷した経済へと突入してしまうのであった。
　そんな中でも、どんな状況や不況に見舞われようとも、しっかりと進んでいける企業を國定先生は仰った・・・。それは、どんな伝統ある企業でも、IT技術を取り入れて無駄な時間やコストを見つめ直している企業である。そして、インターネットでの販売等も行っている企業。また、社内から斬新なアイデアが飛び交っている企業。そのアイデアは、社長から「お前はアホか？」と言われるくらいのアイデアでなければならない・・・。最後に國定先生は、本業で成功していける企業でなければならないと仰った。「金は楽して儲けるのではなく、金は汗をかいて稼げ」が、國定先生の定義である・・・。その後、熱狂的なタイガースファンである國定先生から、どこにも負けない阪神ファンの行動力のすべてを聴いて、本日の虎エコノミストによる情熱の講演は幕を閉じた・・・。
　本日は、内外情勢調査会松山支部3月懇談会に参加させていただきまして、誠にありがとうございます。國定先生におかれましては、私たちの心に響くお話をしていただきましたこと、心から厚く御礼申し上げます。混迷する日本経済を知り、また、どこからその傾向が出てきたかを知ることにより、より鮮明に今後の日本経済を上向きにする術を考えることができました。どんな状況や不況にも負けない体質を全社員で創り、私自身、経営者としてさらにスキルアップを図り、混迷する日本経済に立ち向かっていきたいと思います。今後益々、内外情勢調査会松山支部様が、ご発展・ご繁栄されますことを切に願っております。本日は誠にありがとうございました。