『付箋が貼られ、壮絶だった事が見て取れる』

2021年の夏休みも終わり、夏休みの宿題を片手に子どもたちも今日から元気よく学校に通い出した。夏休みの宿題と言えば読書感想文が思い浮かぶ。我が家では、ツインズの読書感想文作りに親子間で紛争していた。自身のこの頃も、本を読まない者にとって最も嫌いな宿題は読書感想文作りだったことを思い返す・・・。

小学3年生か4年生の頃だったか、夏休みの終わりに慌てふためいてお母ちゃんを捕まえ、何をしたら良いかわからずに怒鳴り散らす。当時好きだった昆虫を軸に、ファーブル昆虫記を手に取り、前書きと後書きのみを読んで読んだ気になる。付け焼刃のため、何から書いたら良いかわからず、結局母&姉に頼るしかなくなる。母&姉の力を借りて出来上がったファーブル昆虫記の読書感想文は、金・銀・銅忘れたがなんと受賞してしまったのだ。クラスのみんなから称えられ賞状をもらったが、何とも言えない複雑な気持ちだったことを今でも鮮明に覚えている。

ツインズよ、読書感想文作りが苦手なのはよくわかる。俺も昔そうだった。「なんとか言って！」と眉間にしわ寄せて怒り顔で迫ってくる妻の顔を、そっと目をそらし受け流したことは言うまでもない・・・。