6月11日(金)、大和屋本店旅館にて、平成22年度愛媛懇話会定期総会及び講演会が開催された。毎年6月に開催される定期総会。第1号議案の平成21年度事業報告から第2号議案の規約改正、そして第3号議案である役員改選の議案審議を、奥村代表幹事の主導の下、総会が進められた。第3号議案の役員改選が承認された後、新代表幹事となった村田新代表幹事が奥村代表幹事のバトンを受け取り、第4号議案の平成22年度事業計画(案)と第5号議案を進めていくのであった。こうして、定期総会は滞りなく執り行うことができた。
総会終了後、講演会が盛大に開催された。本日は、演題を「セーラの三位一体企業改革~会社再建・町づくり・環境対策」とし、講師に株式会社桝一市村酒造場 代表取締役であるセーラ・マリ・カミングス氏で講演会が進められた。
幼少時、アメリカの小さな村で育ったセーラ先生は、自分自身、努力しながら「絶対にやりたいことを(夢)やっていく」という強い意志が芽生えたという。そして、セーラ先生の大きな夢は、長野県小布施町の株式会社桝一市村酒造場で花を咲かせることになった。一期一会という人と人との絆とご縁によって・・・。
会社再建に際し、セーラ先生は、今一度原点に返ってみることにした。「ダメだ」「仕方がない」という後向きの言葉は無しに、前向きな考えと発想で一歩一歩前に進んでいくのである。進んでいく中で、多くの反対意見があったという。しかしセーラ先生は、反対があるからこそ大きな力が発揮できるとし、それをヒントに更に前へ進んでいくことに成功したのであった・・・。
ここでは書き尽くせないほどセーラ先生から情熱の言葉の数々をいただいた。最後にセーラ先生は、「経営者は自分の為にあるのではなく、人の為にあるのです」と仰い、更には「自分自身をもっと磨き上げ、次世代に伝えていきたい」と締めくくったのであった。こうして、情熱の講演会が終了し、絆とご縁の懇親会へと移った。
本日は、平成22年度愛媛懇話会定期総会及び講演会に参加させていただきまして、誠にありがとうございました。そして、定期総会が滞りなく執り行うことができましたこと、心からお慶び申し上げます。奥村代表幹事から村田新代表幹事へバトンが受け渡され、新しい愛媛懇話会がスタート致しますが、私自身、しっかりと勉強して盛り上げていきたいと思っております。日本政策金融公庫様の今後ますますのご発展・ご繁栄を願いますとともに、愛媛懇話会が大きな盛り上がりを見せ、中小企業が更に飛躍されますことを切に願っております。本日は誠にありがとうございました。
情熱の講演会後は、絆とご縁の懇親会が開催されました。
桝一市村酒造場は江戸時代から略称「ますいち」で親しまれてきました。この「ますいち」を表す略号「」を、英語にあてはめ名付けたのが、純米酒スクウェア・ワン。そのスクウェア・ワンには「原点、振り出し」の意味もあり、酒造の原点を思い、また小布施のサロン文化ルネッサンスへの願いも込めた酒です。この有難いお酒で乾杯しました。
セーラ流の中締め、6発締めが行われました。「パン、パン、パン」「パン、パン、パン」!!!セーラ先生、今日一日本当にありがとうございました。
桝一市村酒造:http://www.masuichi.com/