TERUHIKO BLOGてるひこブログ

イッパチ会

イッパチ会カンボジア研修旅行4

2009-06-21 17:06

 『トラックの荷台に乗って』

 カンボジア研修旅行最終日、トラック1台をチャーターした一行は、アンコール王朝が始まったとされる、プノン・クーレンに行くことにした。プノン・クーレンとは、神聖な山として人々の信仰の場となっている。密林の中に美しい川が流れ、川底には、ヴィシュヌ神やブラフマー神、リンガなどのレリーフが見られる。この土地にあった砂岩から切り出したという寝釈迦仏が安置されている寺院も存在する。
 シェムリアップから車で2時間東へ行ったところに、プノン・クーレンはある。一行を乗せたトラックは、赤土の険しい山道をどんどん進んで行く。トラックが順調よく進んで行くとは裏腹に、トラックの振動が私の痛めた腹に響いてくる。どうやらまだ治っていないらしい。激しく襲う腹の痛みを堪えて、ついに一行はプノン・クーレンに到着した。
 プノン・クーレンに到着した一行は、寝釈迦仏が安置されている寺院を参拝することにした。階段を上っていくと、参拝する場があった。靴を脱ぎ、男性はつま先を立てて正座、女性はつま先を立てずに正座する。そして手を合わせ、頭を下げながら手を床にすること3回繰り返す。これがヒンドゥー教・クメール式のお参りスタイルだそうだ。私も手を合わせ参拝した。「どうか、このお腹の痛みを取り除いてください」と・・・。
 参拝を終えた一行は、更に階段を上がり、最上階にある寝釈迦仏が安置されている部屋に到達した。16世紀に造られた寝釈迦仏は全長9.4mという巨大なものであった。
 寺院を離れ、美しい川と滝があるところに行った。川底には無数のリンガが彫りこまれ、神聖な印象を受けた。この辺りでは、現地の子どもたちが元気よく遊んでいた。現地の子どもたちとのコミュニケーションを図るため、ホテルから越智くんが朝食時に持ち出していた大量のパンをあげることにした。ところが、あげたと同時に子どもたちはそのパンを奪い始めたのである。しかし、お母さんが仲裁に入り、大量のパンは、一人一人の子どもたちへと配られたのである。与えたパンを少しずつちぎりながら食べていた子どもたちは、我々が去っていく時に、こちらに向かって手を振ってくれたのである。
 川の近くに滝があるということで訪れてみた。ジャングルに囲まれたその滝は、自然のパワーを強く感じることができた。マイナスイオンで癒された一行は、また赤土の険しい山道を経て、シェムリアップへと戻ったのであった。
 楽しかったカンボジア旅行もお別れの時がやってきた。4日間お世話になったホテル(ロイヤル アンコール リゾート)と、ずっと親切に我々のガイドをしてくれたビトゥさんに感謝の言葉を言った。「ありがとう」と・・・。「カンボジアで出会った人たち、本当にありがとう」
 イッパチ会カンボジア研修旅行5日間の旅が無事終了致しました。私たちの住んでいる日本と全く生活スタイルの違うカンボジアは、見た事・感じた事の全てが衝撃的であり、私がいかに恵まれた環境に置かれているというのが非常に感じられた研修旅行でありました。イッパチ会メンバーと共に見た事・感じた事を一生忘れることなく受け止め、親として経営者として精進していこうと心に誓った。イッパチ会の皆さん、5日間本当にお世話になりました。

 余談:因みに愛媛に帰って体重計に載ってみると、76kgになっていた。カンボジアに行く前は74kgだったのに・・・。2kg増加した。体重が増えた要因として、生野菜などを食べることができず、炭水化物と肉中心の食事になっていたことが挙げられる。また食生活を戻してダイエットに励むことにします。
 目標体重まであと4kg!!!
     

てるひこ

ae7bb0a5.jpeg 『プノン・クーレンへの険しい山道』

 木製の橋や険しい赤土の山道をトラックはどんどん進んで行く。この観光ルートを外れた山中には、未だ地雷が埋まっている可能性があるという。

063e110c.jpeg 『寺院に到着』
 
 山奥のプノン・クーレンにある寺院には、多くの参拝客で賑わっていた。

4c617600.jpeg 『参拝模様』

 「どうか、このお腹の痛みを取り除いてください」と神様にお願いした。

ce1e5dc1.jpeg 『寝釈迦仏』

 全長9.4mの巨大な寝釈迦仏。額の点には、キラキラと高価そうな石が埋め込まれていた。

e1a380c8.jpeg 『川底に無数のリンガが彫り込まれた川』

 川底のレリーフが神秘的な姿を見せていた。川に裸足で浸かって気持ちよさそうですね。

dc182776.jpeg 『現地の子どもたちとお母さん』

 パンを与えて子どもたちが奪い合っていたのを、お母さんが一人一人に分け与えていた。ルールをしっかり守るこの姿に感動をした。

2ecc9da0.jpeg 『プノン・クーレンの美しい滝』

 現地の人々は、この滝で涼んでいた。高温多湿のカンボジアでは、オアシス的な存在であろう。

RIMG0189.JPG 『イッパチ会の仲間たち』

 カンボジア研修旅行、大変お疲れ様でした。今回見て、感じたことは、一生忘れることがないでしょう。良き思い出の数々、ありがとう。

                     イッパチ会キャスト
左から(黒田 尚樹氏)、(門屋 光彦)、(清水 里香氏)、(越智 亮平氏)、(日野 健治氏)、(萩野 貴史氏)、(山路 大助氏)

                        THE END