TERUHIKO BLOGてるひこブログ

安全パトロール門屋組

5月度マルトメ安全パトロール

2009-05-29 10:05

 5月28日(木)、マルトメ安全衛生協議会合同パトロールを実施した。本日のパトロール員、門屋組からは私と中田部長、佐伯さん、谷本さんの4名。マルトメ協力会社から、マルマストリグ株式会社(徳江 浩氏)、株式会社四電工愛媛支社(百田 敏正氏)、有限会社和田工業(和田 浩二氏)の3名。計7名でパトロールを実施した。
 本日のパトロール現場は、伊予銀行本店南別館と三浦工業株式会社電機・FA事業部の2現場を回った。伊予銀行本店南別館では、屋上防水工事、足場解体、軽量鉄骨(LGS)下地が施工されており、徐々に躯体工事から仕上げ工事に様変わりしている状況である。よって現場内では、脚立と道板を使用することが多くなってくる。道板3点支持とゴムバンド結束は勿論のこと、脚立天端での作業は絶対しないようにしていただきたい。よろしくお願い致します。
 三浦工業株式会社電機・FA事業部では、杭工事の真っ只中である。本日のパトロールでも挙がった、強風による杭打機の倒壊は十分に気をつけていただきたい。風の力は恐ろしいものである。そして現場内は現在日影がない為、熱中症対策を必要以上に行い、対応してください。よろしくお願い致します。
 2現場回ってパトロール員は安全ミーティングを行った。
・当社は重大災害に繋がる作業、防水工事、杭工事をしている為、注意を払って作業したい。
・門屋組の監督は我々の意見を良く聞いて、コミュニケーションを図ってくれるので、大変ありがたい。
・当社の不安全箇所については早急に代理人に連絡し、改善させる。
・当社は門屋組から多くの仕事を任されているので、パトロールで指摘を受けないように安全に協力していきたい。
・伊予銀行作業所では、建物内は狭いながらも安全通路をしっかり確保していた。又、足場の下にはゴミが無く大変綺麗だったので、自分の現場で反映したい。
・4S、モラルラップが進んでいる。

 本日は5月度マルトメ安全衛生協議会合同パトロールにご参加していただきまして、誠にありがとうございました。パトロール員から挙げられた指摘事項は早急に改善し、また全社に周知徹底をしていきたいと思います。また今日参加されたマルトメ協力会社の皆さんも、会社で安全・衛生意識とモラルアップの向上を図っていただきたい思います。又快適な職場環境づくりを形成していく為にも、皆さんと共に考えていきたいと思いますので、御協力のほどよろしくお願い申し上げます。本日もご安全に!
 

てるひこ

                       熱中症の症状

分類 程度 症状
1度 軽症度 四肢や腹筋などに痛みをともなった痙攣
(腹痛がみられることもある)
○多量の発汗の中、水(塩分などの電解質が入っていない)のみを補給した場合に、起こりやすいとされている。
○全身の痙攣は(この段階では)みられない。


失神(数秒間程度なもの)
○失神の他に、脈拍が速く弱い状態になる、呼吸回数の増加、顔色が悪くなる、唇がしびれる、めまい、などが見られることがある。
○運動をやめた直後に起こることが多いとされている。
○運動中にあった筋肉によるポンプ作用が運動を急に止めると止まってしまうことにより、一時的に脳への血流が減ること、また、長時間、あつい中での活動のため、末梢血管が広がり、相対的に全身への血液量が減少を起こすことによる。
2度 中等度 めまい感、疲労感、虚脱感、頭重感(頭痛)、失神、吐き気、嘔吐などのいくつかの症状が重なり合って起こる
○血圧の低下、頻脈(脈の速い状態)、皮膚の蒼白、多量の発汗などのショック症状が見られる。
○脱水と塩分などの電解質が失われて、末梢の循環が悪くなり、極度の脱力状態となる。
○放置あるいは誤った判断を行なえば重症化し、?度へ移行する危険性がある
3度 重傷度 意識障害、おかしな言動や行動、過呼吸、ショック症状などが、?度の症状に重なり合って起こる
○自己温度調節機能の破錠による中枢神経系を含めた全身の多臓器障害。
○重篤で、体内の血液が凝固し、脳、肺、肝臓、腎臓などの全身の臓器の障害を生じる多臓器不全となり、死亡に至る危険性が高い。

                     

 現場での手当
[1]観察
 傷病者が発生した際、それがまずどのような症状かを観察する。 具体的には、まず、意識の状態を確認して下さい。名前を呼ぶ、肩を軽くたたく、応答ができるならその者が絶対にわかるはずの質問をするなどをしつつ、意識の状態がどの程度なのかを判断してください。
あわせて、生の兆候(意識、呼吸、脈拍、顔色、体温、手足の温度など)のチェックを継続して行き、手当に必要なものを用意する。

[2]手当の実際

 熱中症の手当の基本
休息
(rest)
安静をさせる。そのための安静を保てる環境へと運ぶこととなる。
衣服を緩める、また、必要に応じて脱がせ、体を冷却しやすい状態とする。
冷却
(ice)
涼しい場所(クーラーの入っているところ、風通しの良い日陰など)で休ませる。症状に応じて、必要な冷却を行う。
水分補給
(water)
意識がはっきりしている場合に限り、水分補給をおこなう。意識障害がある、吐き気がある場合には、医療機関での輸液が必要となる。