『マルトメの名の下に・・・』
「義理」と「人情」について考えてみた・・・。私は昔から「義理」と「人情」というこの文字が頭から離れない・・・。「義理」と「人情」は対立する言葉である。「義理」とは、主従、親子、夫婦、兄弟、朋友、(時には敵や取引先)という人間関係の中で最も重視される規範であり、これらの関係の中で恩を受けた相手を思いやり労わり、時には自己を犠牲にしてまで相手の幸せを実現する決意のこと・・・。また「人情」とは、親子や恋人同士や友人知人などの間に通いあう愛、同情、憐れみ、友情などの人間的な感情のことを示し、他人に対する感情の自然な発露である。
門屋組102年の歴史の中で、脈々と受け継がれてきた創業者の精神がそうさせるのか、土木・建設業という職業柄がそうさせるのか私自身理解できないが、義理と人情という世間一般のおつきあいを重視して「自分やら自身の家族を犠牲にしてでも」相手によくしてあげようという傾向はこの先私が生きていく上で不変なものと思っている・・・。今の時代には合わないかもしれない・・・。こんな考え方では長生きできないかもしれない・・・。しかしながら、そんな古風考え方も今の現代社会において必要なことじゃないかな・・・。「義理」と「人情」について考えてみた・・・。